歯周病と全身4ー糖尿病
今日は歯周病と糖尿病の関係について書いてみます。
『歯科材料』
両者の関係は、以前より注目されており相互作用があるといわれてきました。
つまり、糖尿病があると歯周病にかかりやすく、また歯周病は糖尿病を悪化させるというものです。
また、AAP(米国歯周病学会)の研究によれば、慢性の歯周病が糖尿病を引き起こす可能性もある、と述べています。
歯周病を治療することは、血糖のコントロールにおいて、さらに糖尿病の合併症の負担を軽減するためにも重要なのです。
『電気歯髄診断器』
このように、歯周病は単にはぐきの腫れや、歯がぐらぐらする、という症状にとどまらず、様々な全身疾患と関係しています。
しかし歯周病は、十分予防可能なものです。
それにはご自宅での歯磨きはもちろんですが、まず歯科医院で検査を受け、歯周病の予防や、進行を抑えるための処置をしていくことが、第一歩です。